就活・転職の自己PRはどう作る?強みの見つけ方と伝え方を初心者向けに解説

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就活・転職で使う自己PRとは?

就活や転職活動では、履歴書やエントリーシート、職務経歴書、面接などで自己PRを求められることがあります。

しかし、「自分にはアピールできるような実績がない」「長所を書けばよいのか分からない」と悩む人もいるでしょう。

自己PRを考えるときは、特別な実績だけを探すのではなく、これまでの経験の中で自分がどのように考え、行動してきたのかを振り返ることがポイントです。

この記事では、就活や転職で使う自己PRについて、強みを見つける方法から具体的なエピソードの整理、文章にまとめるときの考え方まで紹介します。

自己PRでは自分の特徴を経験とあわせて伝える

自己PRでは、「責任感があります」「コミュニケーションが得意です」といった特徴だけではなく、そのように考える理由となった経験も整理してみましょう。

例えば、「計画的に行動できる」という特徴を伝える場合は、実際にどのような場面で計画を立て、どのように行動したのかを振り返ります。

具体的な経験をあわせて考えることで、自分の特徴を説明しやすくなります。

自己PRと志望動機は分けて考える

自己PRと志望動機は、どちらも応募書類や面接で使われることがありますが、考える内容は同じではありません。

自己PRでは、これまでの経験や行動から自分の強みを整理します。一方、志望動機では、なぜその仕事や企業に興味を持ったのかを整理します。

最初から二つを一緒に考えると内容がまとまりにくくなる場合があるため、まずはそれぞれ分けて整理してみましょう。

自己PRを作る前にこれまでの経験を書き出す

自己PRを考えるときに、いきなり「私の強みは○○です」と書こうとしても、言葉が思いつかないことがあります。

その場合は、先にこれまでの経験を書き出してみましょう。第13記事で紹介した自己分析の内容がある場合は、それを見返しながら進めることもできます。

学生は学校生活やアルバイトなどを振り返る

就活の場合は、授業、ゼミ、部活動、サークル、アルバイト、資格の勉強などから経験を振り返ります。

大会で入賞した、リーダーを務めたといった目立つ実績だけを探す必要はありません。

長く続けたこと、工夫して取り組んだこと、周囲と協力したことなど、日常的な経験も自己PRを考える材料になります。

転職ではこれまでの仕事を振り返る

転職活動の場合は、これまで担当した仕事を具体的に書き出してみましょう。

担当業務、顧客対応、資料作成、業務改善、後輩への説明など、日常的に行っていた仕事も振り返ります。

職務経歴書を作成している場合は、記載した仕事内容を見ながら「その仕事をどのように進めていたか」を考えると、エピソードを探しやすくなります。

結果だけでなく取り組み方も振り返る

自己PRの材料を探すときは、売上や成績などの結果だけを見るのではなく、そこに至るまでの行動も振り返りましょう。

例えば、作業のミスを減らすためにチェック方法を工夫した、予定を整理して期限を管理した、分からないことを周囲へ確認したなど、具体的な行動を書き出します。

自分では当たり前だと思っている行動の中に、自分の特徴を考える材料が見つかることもあります。

自己PRに使える強みを経験から探す

いくつかの経験を書き出したら、それぞれの場面で自分がどのように行動していたのかを比較してみましょう。

異なる場面でも似たような行動をしている場合、それが自分の強みを考えるヒントになります。

繰り返している行動を探す

例えば、仕事を始める前に手順を整理することが多い、困っている人がいたら声をかけることが多い、分からないことを調べてから取り組むことが多いなどです。

一つの経験だけではなく、複数の場面で似た行動をしていないか確認してみましょう。

共通する行動が見つかったら、「計画性」「周囲への配慮」「情報収集力」など、自分の言葉で特徴を整理してみます。

周囲から言われたことも参考にする

自分では強みが思いつかない場合は、これまで周囲から褒められたことや、よく頼まれていたことを振り返ってみる方法があります。

「説明が分かりやすいと言われる」「細かな確認を頼まれることが多い」など、具体的な経験を書き出してみましょう。

ただし、周囲からの評価だけで自分の強みを決めるのではなく、自分の経験や行動と照らし合わせながら考えることが大切です。

強みを表す言葉を具体的にする

自己PRで使う強みが見つかったら、その言葉が自分の行動を適切に表しているか確認してみましょう。

同じ「コミュニケーション」という言葉でも、相手の話を聞くことが得意なのか、複数の人の意見を整理することが得意なのかによって内容は異なります。

大きな言葉を自分なりに分解する

例えば「コミュニケーション能力」という言葉を使いたい場合は、具体的にどのような行動を指しているのか考えます。

顧客の話を聞いて要望を整理した経験なのか、チーム内で情報共有を行った経験なのかなど、自分のエピソードに合わせて整理しましょう。

「責任感」「協調性」「行動力」といった言葉についても同様に、実際の行動まで説明できるようにしておくと自己PRを組み立てやすくなります。

強みを一つに絞って考えてみる

自己PRに複数の強みを詰め込むと、何を伝えたいのか分かりにくくなることがあります。

まずは一つの強みを選び、それを説明できるエピソードを組み合わせてみましょう。

複数の強みが見つかった場合は、応募する仕事内容や提出する書類に合わせて、どの強みを使うか検討する方法があります。

自己PRに使うエピソードを選ぶ

自分の強みを整理できたら、その強みを説明するためのエピソードを選びます。

自己PRでは、強みを言葉で伝えるだけではなく、「どのような場面で、その強みが表れたのか」を具体的に説明できるようにしておきましょう。

強みが表れている経験を選ぶ

まずは、自己PRで伝えたい強みと、これまでに書き出した経験を照らし合わせます。

例えば、「計画的に仕事を進めること」を強みとして伝えたい場合は、複数の業務を管理した経験や、期限に合わせて準備を進めた経験などを探してみましょう。

強みとエピソードの内容につながりがあるかを確認することがポイントです。

自分が行動した内容を説明できる経験を選ぶ

エピソードを選ぶときは、自分が実際に何をしたのか説明できるかどうかも確認しましょう。

チームで取り組んだ経験を使う場合でも、「チームで成果を出した」という結果だけではなく、その中で自分が担当したことや工夫したことを整理します。

自分の役割を明確にすることで、どのような考え方や行動が強みにつながっているのかを説明しやすくなります。

自己PRは順番を決めて組み立てる

自己PRの材料がそろったら、実際に文章へまとめていきます。

思いついた内容をすべて書くのではなく、伝える順番を決めておくと文章を整理しやすくなります。

最初に伝えたい強みを書く

自己PRの冒頭では、自分が何を強みとして伝えたいのかを簡潔に示します。

例えば、「私の強みは、複数の業務を整理しながら進めることです」など、自分の特徴が分かる文章から始める方法があります。

その後に具体的な経験を説明することで、最初に伝えた強みとエピソードを結びつけやすくなります。

強みが表れた状況を説明する

次に、エピソードの背景を簡潔に説明します。

どのような仕事や活動をしていたのか、そのときにどのような状況だったのかなど、後に続く行動を理解するために必要な情報をまとめます。

背景を細かく説明しすぎると、自分の行動が伝わりにくくなることもあります。自己PRに必要な範囲で整理しましょう。

自分が考えて行動したことを書く

状況を説明したら、その中で自分がどのように考え、何を行ったのかを書きます。

例えば、「作業の抜けを防ぐためにチェック項目を作成した」「メンバーの予定を確認して作業の順番を整理した」など、実際の行動を具体的にします。

自己PRで伝えたい強みと関係する行動を中心にまとめましょう。

経験から得たことや現在へのつながりを整理する

最後に、その経験から学んだことや、現在どのように活かしているのかを整理します。

応募する仕事内容と関連する部分がある場合は、これまでの経験をどのような場面で活かせそうか考えてみる方法もあります。

ただし、入社後の成果を断定するのではなく、自分の経験と応募する仕事内容の接点を整理することを意識しましょう。

数字を使える場合は具体的に整理する

自己PRでは、経験を具体的に説明するために数字を使える場合があります。

数字を入れること自体が目的ではありませんが、期間や件数などを示すことで、経験の規模を伝えやすくなることがあります。

期間や人数など確認できる数字を使う

例えば、「3年間担当した」「5人のチームで取り組んだ」「1日に約20件対応していた」など、自分で確認できる数字があれば整理してみましょう。

数字を使う場合は、実際の経験と異なる表現にならないよう注意します。

正確な数字が分からない場合に、自己PRを目立たせるためだけに数字を作ることは避けましょう。

数字がなくても具体的な説明はできる

自己PRには数字を入れなければならないわけではありません。

数字で示しにくい仕事であれば、どのような課題があり、それに対して自分が何をしたのかを具体的に説明する方法があります。

例えば、問い合わせ対応で確認事項を整理した、引き継ぎ方法を見直したなど、行動そのものを具体的にすることで経験を伝えられます。

目立った実績がない場合の自己PRの考え方

自己PRを作るときに、「表彰された経験がない」「大きな成果を出したことがない」と悩むことがあります。

その場合は、成果の大きさだけではなく、日常の仕事や活動で継続して行ってきたことにも目を向けてみましょう。

日常的に工夫していたことを探す

毎日の仕事の中で、効率よく進めるために工夫していたことや、ミスを減らすために確認していたことがないか振り返ります。

例えば、作業手順をメモにまとめる、予定を一覧にする、相手に合わせて説明方法を変えるなどの経験も考えられます。

自分では普通だと思っている行動でも、なぜその方法を取っていたのかまで振り返ると、自分の特徴を整理する材料になります。

継続して取り組んだ経験を振り返る

一つの仕事や活動を継続してきた経験も振り返ってみましょう。

継続する中で、新しく覚えたこと、以前より対応できるようになったこと、仕事の進め方を変えたことなどがあれば書き出します。

結果だけではなく、その期間にどのように取り組んできたのかを確認することで、自己PRに使えるエピソードが見つかる場合があります。

未経験の職種へ応募する場合の自己PR

未経験の職種へ応募する場合、「応募する仕事の経験がないため自己PRできない」と感じることもあるでしょう。

その場合は、これまでの経験の中から、応募する仕事にも関連しそうなスキルや行動を探してみます。

これまでの仕事との共通点を探す

職種が異なっていても、仕事の一部に共通する要素がある場合があります。

例えば、接客経験で身につけた顧客対応、事務職で経験したスケジュール管理、チームで仕事を進めた経験などです。

求人情報に記載された仕事内容を確認し、自分の経験の中に関連するものがないか照らし合わせてみましょう。

応募に向けて取り組んでいることも整理する

未経験の分野について勉強している場合は、どのようなことに取り組んでいるのか整理しておきましょう。

資格の勉強や関連する知識の学習などを行っている場合は、開始した時期や学んでいる内容を具体的に確認します。

「勉強する予定」といった将来の計画だけではなく、現在実際に行っていることがあれば、その内容を自分の経験として整理してみましょう。

応募する仕事内容に合わせて自己PRを見直す

自己PRの基本となる強みや経験を整理できたら、応募する仕事内容とのつながりを確認してみましょう。

同じ自己PRをすべての企業へそのまま使うのではなく、求人情報を確認しながら、どの経験を伝えるか検討する方法があります。

求人情報の仕事内容をもう一度確認する

まずは、応募する求人に記載されている仕事内容を読み返します。

担当する業務や求められている経験などを確認し、自分がこれまで経験してきたこととの共通点を探してみましょう。

求人情報に書かれていない能力を自分で推測して合わせるのではなく、掲載されている仕事内容などを参考にすることがポイントです。

複数の強みから伝える内容を選ぶ

自己分析をすると、「計画的に行動する」「相手の話を整理する」「細かな確認を行う」など、複数の強みが見つかることがあります。

その場合は、すべてを一度に盛り込むのではなく、応募する仕事内容と比較しながら伝える内容を選びましょう。

応募先によって自己PRのエピソードを変える場合でも、実際の経験をもとに作成することが大切です。

履歴書と職務経歴書では記入欄を確認する

自己PRを応募書類へ記載するときは、それぞれの書類の形式や記入できるスペースを確認します。

同じ経験を使用する場合でも、記入欄の大きさによって文章量を調整する必要があります。

記入できる範囲に合わせて内容を整理する

自己PR欄が小さい場合は、伝えたい強みと具体的な経験を中心に簡潔にまとめます。

文章を短くするときも、強みだけを書いてエピソードをすべて削るのではなく、「どのような経験からその強みを考えたのか」が分かる内容を残すようにしましょう。

記入欄が広い場合は、背景や自分の行動などを加えて、経験をもう少し詳しく説明する方法があります。

ほかの応募書類との内容も確認する

履歴書と職務経歴書の両方を提出する場合は、それぞれに記載した内容に大きな食い違いがないか確認しましょう。

自己PRで取り上げた仕事の期間や担当業務などが、職務経歴と一致しているかも確認します。

同じ文章をそのまま繰り返す必要はありませんが、書類全体で内容につながりがあるか見直してみましょう。

面接では自己PRを自分の言葉で説明する

応募書類に自己PRを書いた場合、面接でもその内容について質問されることがあります。

面接前には提出した書類を読み返し、自分がどのような内容を書いたのか確認しておきましょう。

文章を丸暗記する必要はない

書類に記載した自己PRを一字一句覚えようとすると、言葉を忘れたときに話しにくくなる場合があります。

「伝えたい強み」「具体的な経験」「自分が行ったこと」など、話の要点を整理しておく方法があります。

文章そのものではなく、伝えたい内容を理解しておけば、自分の言葉で説明しやすくなります。

追加で聞かれそうな内容も振り返る

自己PRで具体的なエピソードを伝えると、その経験についてさらに質問されることがあります。

「なぜその行動をしたのか」「どのような役割だったのか」など、エピソードの背景についても振り返っておきましょう。

実際の経験をもとに整理しておくことで、追加の質問を受けた場合にも内容を確認しながら説明できます。

自己PRで避けたい書き方を確認する

自己PRを完成させたら、強みや経験が相手に伝わる内容になっているか読み返してみましょう。

文章を目立たせることよりも、自分の経験を分かりやすく整理することを意識します。

抽象的な言葉だけで終わらせない

「責任感があります」「協調性があります」といった言葉だけでは、どのような行動を指しているのか分かりにくい場合があります。

その特徴が表れた経験や行動を加え、自分がなぜその言葉を強みとして選んだのか説明できるようにしましょう。

強みを表す言葉とエピソードが合っているか確認することも大切です。

実際の経験より大きく見せない

自己PRを魅力的にしようとして、担当していない仕事を自分の実績として書いたり、確認できない数字を加えたりすることは避けましょう。

チームで取り組んだ仕事であれば、チーム全体の結果と自分が担当した部分を分けて整理します。

自分が実際に経験した範囲で、どのように行動したのかを具体的に伝えることを意識しましょう。

応募先に合わせすぎて内容を変えない

求人情報を確認して自己PRを調整することはできますが、企業が求めていそうな人物像に合わせるために、自分の経験そのものを変えることは避けましょう。

応募する仕事内容との接点を探しながらも、実際に経験したことをもとに作成します。

自分の強みと仕事内容につながりが見つからない場合は、別の経験や強みを振り返ってみましょう。

完成した自己PRをチェックする

自己PRを書き終えたら、そのまま提出するのではなく、内容を読み返してみましょう。

文章の誤字脱字だけではなく、伝えたい強みと具体的な経験につながりがあるかも確認します。

強みが最初に分かるか確認する

自己PRを読んだときに、何を強みとして伝えたいのか分かる文章になっているか確認します。

エピソードから書き始めて結論が最後まで分からない場合は、冒頭で強みを簡潔に示せないか検討してみましょう。

自分の行動が書かれているか確認する

エピソードの中で、会社やチームが行ったことだけではなく、自分が何をしたのかが書かれているか確認します。

「みんなで協力した」という表現だけになっている場合は、その中で自分が担当した役割や行動を追加できないか振り返ってみましょう。

応募書類全体と食い違いがないか確認する

最後に、履歴書や職務経歴書など、ほかの応募書類と内容を照らし合わせます。

勤務期間、担当した仕事、実績などについて異なる記載になっていないか確認しましょう。

面接前にも提出した自己PRを見返せるよう、応募先ごとに提出した書類を保存しておく方法があります。

自己PRは具体的な経験から組み立てよう

就活や転職活動で自己PRを作るときは、最初から目立つ強みを考えようとするのではなく、これまでの経験を振り返ることから始めてみましょう。

学生生活やアルバイト、これまでの仕事などを書き出し、その中で自分がどのように考え、行動してきたのかを整理します。複数の経験に共通する行動があれば、自分の強みを考えるヒントになります。

強みが見つかったら、それが表れた具体的なエピソードを選び、「強み→状況→自分の行動→経験から得たこと」という流れで整理すると文章を組み立てやすくなります。

目立った実績がない場合や未経験職種へ応募する場合でも、日常的に工夫してきたことや、応募する仕事と共通する経験がないか振り返ってみましょう。

完成した自己PRは、求人情報や応募書類と照らし合わせながら見直します。実際の経験をもとに、自分がどのように仕事や活動へ取り組んできたのかを分かりやすく整理してみましょう。

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