テスト前の勉強計画はいつから立てる?
定期テストが近づいてくると、「いつから勉強を始めればいいのだろう」「どの教科から取り組めばいいのだろう」と迷うことがあります。
テスト勉強を始める時期は、テスト範囲や教科数、普段の学習状況などによって異なるため、一律に決めることはできません。
大切なのは、テスト直前になってから予定を考えるのではなく、テスト日から逆算して必要な学習内容を整理することです。
早めに計画を作っておけば、学校の予定や習い事なども考慮しながら、1日ごとの学習量を調整しやすくなります。
この記事では、テスト前の勉強計画を作る基本的な手順と、スケジュールを考えるときのポイントを紹介します。

まずはテストの日程を確認しよう
勉強計画を作る前に、最初に確認したいのがテストの日程です。
複数日に分けてテストが行われる場合は、どの日にどの教科を受けるのかも確認しておきましょう。
テストまで何日あるか数える
テストの日程が分かったら、現在の日付からテスト当日まで何日あるのか確認します。
例えば、テストまで2週間ある場合と数日しかない場合では、組める学習計画が異なります。
残りの日数を確認することで、「いつまでに問題集を進めるか」「いつから復習に入るか」などを考えやすくなります。
テスト期間中の教科順も確認する
定期テストが複数日にわたって行われる場合は、教科の順番も確認しておきましょう。
すべての教科を同じ日に向けて準備するのではなく、実際のテスト日程を見ながら学習する順番を調整する方法があります。
学校からテスト時間割が配布された場合は、学習計画と一緒に確認できるようにしておくと便利です。
テスト範囲を確認して学習内容を書き出す
日程を確認したら、次はテスト範囲を整理します。
「数学を勉強する」「英語を復習する」だけでは、実際に何をすればいいのか分かりにくくなります。教科ごとに具体的な学習内容を書き出してみましょう。
学校から配布されたテスト範囲を確認する
テスト範囲表などが配布されている場合は、教科書のページや問題集の範囲、提出物などを確認します。
提出が必要なワークやプリントがある場合は、提出期限についても確認しておきましょう。
テスト勉強と提出物を別々に考えるのではなく、どちらも含めてスケジュールを作ると予定を整理しやすくなります。
教科ごとにやることを具体的にする
テスト範囲を確認したら、実際に取り組む内容へ分けていきます。
例えば数学であれば「教科書の例題を確認する」「学校の問題集を進める」「間違えた問題を解き直す」などに分けることができます。
英語であれば「単語を確認する」「教科書の本文を読む」「問題集に取り組む」など、必要な内容を書き出してみましょう。
学習内容を具体的にしておくと、1日ごとの予定へ割り振りやすくなります。
現在の理解度を確認して優先順位を決める
テスト範囲のすべてに同じ時間を使う必要があるとは限りません。
これまでの授業や宿題を振り返り、どの内容に時間をかけたいのか整理してみましょう。
分からない単元を確認する
授業中に理解しにくかった単元や、問題集で間違いが多かった部分があれば書き出します。
分からない内容が複数ある場合は、どこから確認するのか順番を決めておくと取り組みやすくなります。
自分だけでは解決できない問題がある場合は、学校や塾などで質問できるタイミングも考えておきましょう。
取り組みやすい内容も整理する
苦手な教科だけではなく、比較的取り組みやすい内容も確認しておきましょう。
理解できている範囲でも、テスト前にもう一度確認しておきたい内容があるかもしれません。
「苦手だから長時間」「得意だから勉強しない」と単純に分けるのではなく、テスト範囲と現在の理解度を確認しながら学習時間を考えることが大切です。
テスト日から逆算して大まかな流れを決めよう
日程、テスト範囲、現在の理解度を整理したら、テスト当日から逆算して大まかな学習の流れを考えます。
最初はテスト範囲全体を確認する
勉強を始めた段階では、まずテスト範囲全体を確認し、学校の問題集やプリントなどを進めます。
この段階で分からない問題や間違えた問題があれば、印を付けるなどして後から確認できるようにしておくと便利です。
テストが近づいたら間違えた部分を見直す
一通り学習したあとは、間違えた問題や理解しにくかった内容を中心に見直します。
最初からすべてを繰り返すのではなく、自分が確認したい部分を整理しておくことで、復習する内容を決めやすくなります。
テスト直前に多くの新しい内容を詰め込む計画ではなく、これまで取り組んだ内容を確認する時間も残しておきましょう。
1日ごとの学習内容を決めよう
テスト日から逆算して大まかな流れを決めたら、次は実際に取り組む内容を1日ごとに割り振っていきます。
毎日すべての教科を勉強しようとすると、1教科あたりの時間が短くなったり、予定が多くなりすぎたりする場合があります。
学校や習い事などの予定も確認しながら、その日に取り組める学習量を考えましょう。
予定が多い日は学習量を調整する
部活動や習い事などで帰宅時間が遅くなる日は、ほかの日と同じ学習量にする必要はありません。
例えば、時間に余裕がある日は問題集を進め、忙しい日は英単語や漢字の確認など比較的短時間で取り組める内容を予定に入れる方法があります。
テストまでの日数だけで均等に分けるのではなく、実際の生活スケジュールに合わせて調整することがポイントです。
「何をするか」まで具体的に決める
予定表には「数学」「英語」と教科名だけを書くのではなく、できるだけ具体的な内容を書いてみましょう。
例えば「数学の問題集10〜15ページ」「英単語を確認する」「理科の間違えた問題を解き直す」などです。
取り組む内容が分かっていれば、勉強を始めるときに何をするか迷いにくくなります。
複数の教科を組み合わせて計画する
定期テストでは複数の教科が対象になることがあります。
一つの教科だけを先に終わらせようとするのではなく、テスト範囲や現在の理解度を確認しながら教科を組み合わせてみましょう。
時間が必要な教科は早めに取り組む
問題演習や復習に時間がかかりそうな教科は、テスト直前まで残さず、早めに予定へ入れる方法があります。
実際に問題を解いてみることで、理解できていない部分に気付くこともあります。
分からない問題を質問する必要がある場合も考え、確認するための時間を残しておきましょう。
短時間で取り組める内容も組み合わせる
英単語や漢字など、少しずつ確認できる内容は、ほかの学習と組み合わせて予定に入れる方法があります。
例えば、「数学の問題集に取り組んだあとに英単語を確認する」といった形です。
ただし、一日に多くの教科を詰め込みすぎると予定が複雑になるため、実際に取り組める量を考えながら決めましょう。
提出物も学習計画に入れておこう
定期テストの時期には、学校の問題集やプリントなどの提出期限が設定されることがあります。
テスト勉強だけを予定に入れていると、提出物に取り組む時間が不足することも考えられます。
提出日から逆算して進める
提出物がある場合は、テスト日だけではなく提出日も予定表に記入しておきましょう。
量が多い場合は、一日で終わらせようとせず、「今日は3ページ」「明日は4ページ」など複数の日に分ける方法があります。
提出期限の直前に予定を集中させないよう、余裕を持って進められる計画を考えましょう。
問題集を復習にも活用する
提出する問題集などに取り組んだときは、間違えた問題が分かるようにしておくと、後から見直しやすくなります。
提出物を終わらせることだけを目的にするのではなく、どこが分からなかったのか確認する機会として活用してみましょう。
間違えた問題を後日もう一度確認する予定まで入れておくと、復習する内容が明確になります。
予備日や予備時間を作っておこう
テスト前の計画は、毎日予定どおりに進むとは限りません。
学校の宿題が増えたり、体調や家庭の予定によって勉強できなかったりすることもあります。
すべての日を予定で埋めない
テストまでの空いている時間をすべて学習予定で埋めると、一度予定がずれただけで、その後の計画にも影響することがあります。
数日ごとに調整できる時間を残したり、週末の一部を予備時間にしたりする方法があります。
予定どおり進んでいる場合は、その時間を間違えた問題の見直しなどに使うこともできます。
遅れた内容を全部翌日に追加しない
予定どおり進まなかった場合、できなかった内容をすべて翌日に追加すると、翌日の学習量が多くなってしまいます。
残っている日数と優先順位を確認し、別の日へ移動するもの、学習量を調整するものなどに分けましょう。
テスト前1〜2週間のスケジュール例
ここでは、テストまである程度の日数がある場合の大まかなスケジュール例を紹介します。
必要な勉強時間やテスト範囲は学校や子どもによって異なるため、実際の予定に合わせて調整してください。
前半はテスト範囲を一通り進める
計画の前半では、学校の問題集やプリントなどを使い、テスト範囲全体に取り組みます。
このとき、間違えた問題や理解できなかった内容を分かるようにしておきましょう。
提出物がある場合も、できるだけ早い段階から少しずつ進めておくと、後半に復習する時間を確保しやすくなります。
後半は分からなかった部分を中心に見直す
テストが近づいてきたら、前半で間違えた問題や覚えにくかった内容などを中心に確認します。
すでに理解できている部分と、もう一度確認したい部分を分けることで、何を復習するのか整理しやすくなります。
テスト直前まで問題集を終わらせることだけに時間を使うのではなく、見直しの時間も予定に含めておきましょう。

計画どおりに進まないときは調整しよう
テスト前の勉強計画を作っても、すべて予定どおりに進むとは限りません。
学校の予定が変わったり、想定していたより問題集に時間がかかったりすることもあります。
予定が遅れたときは、最初に作った計画をそのまま守ろうとするのではなく、残りの日数に合わせて調整しましょう。
残っている内容を整理する
まずは、まだ終わっていない内容を書き出します。
提出期限が決まっているもの、理解できていない単元、もう一度確認したい問題などに分けると、優先順位を考えやすくなります。
残っている内容をすべて同じように扱うのではなく、テストまでの日数を考えながら取り組む順番を決めましょう。
学習量を増やしすぎない
予定より遅れていると、一日の学習量を大幅に増やしたくなることがあります。
しかし、予定を詰め込みすぎると、その日の計画も終わらず、さらに予定がずれる可能性があります。
残りの日数で取り組める量を考え、必要に応じて予定を組み直してみましょう。
テスト直前はこれまでの学習を確認しよう
テストが近づいてきたら、それまでに取り組んだ内容を確認する時間も作りましょう。
直前になって新しい教材へ次々と手を広げるのではなく、これまで使った問題集やプリントなどを見直す方法があります。
間違えた問題をもう一度確認する
問題集やプリントで印を付けておいた問題があれば、もう一度取り組んでみましょう。
以前は解けなかった問題でも、学習を進める中で理解できるようになっている場合があります。
再び間違えた場合は、解説や教科書などを確認し、どこで分からなくなっているのか整理します。
持ち物やテスト時間割も確認する
勉強だけでなく、テスト当日の準備も確認しておきましょう。
テストの時間割や必要な持ち物、提出する課題などを確認しておくと、当日の準備を進めやすくなります。
学校から配布されている案内がある場合は、内容を改めて確認しておきましょう。
保護者がサポートするときのポイント
子どもがテスト勉強の計画を立てるとき、年齢によっては保護者のサポートが必要になる場合があります。
ただし、保護者がすべての予定を決めるのではなく、子ども自身が考える部分も残しておきましょう。
一緒にスケジュールを確認する
「今日は何を勉強するの?」と毎回確認するよりも、最初に子どもと一緒に予定表を作っておく方法があります。
学校や習い事の予定を確認しながら、「この日は時間が少ないから何をする?」「週末はどこまで進める?」など、子どもの意見を聞いてみましょう。
自分で決められる部分を作ることで、予定を把握しやすくなります。
進み具合に合わせて声をかける
計画どおりに進んでいない場合も、できなかったことだけに注目するのではなく、まず現在の状況を確認しましょう。
予定そのものが多すぎたのか、学校の課題に時間がかかったのかなど、理由によって調整方法は異なります。
必要に応じて一緒に予定を組み直し、残りの日数で取り組む内容を整理してみましょう。

テストが終わったら計画も振り返ろう
テストが終了したら、点数だけではなく、今回作った勉強計画についても振り返ってみましょう。
振り返った内容は、次のテストで計画を立てるときの参考になります。
始める時期は適切だったか確認する
「もう少し早く始めればよかった」「予定していたより時間に余裕があった」など、実際に取り組んでみて分かることがあります。
今回のテストで時間が不足したと感じた場合は、次回は少し早めに計画を作るなど調整してみましょう。
教科ごとの時間配分を振り返る
どの教科に時間がかかったのか、予定より早く進められた教科はあったのかも確認します。
例えば、数学の問題演習に想定以上の時間が必要だった場合は、次回の計画では数学を早めに始めるなどの調整ができます。
毎回同じ計画を使うのではなく、実際の学習状況を次のスケジュールへ反映していくことがポイントです。
テスト日から逆算して無理のない計画を作ろう
テスト前の勉強計画を立てるときは、まずテストの日程と範囲を確認し、必要な学習内容を書き出すところから始めます。
そのうえで、現在の理解度や提出物を確認し、優先順位を付けながら1日ごとの予定へ割り振っていきましょう。
計画を作る時期は、テスト範囲や教科数、普段の学習状況によって異なります。「何日前から始めれば大丈夫」と考えるのではなく、必要な学習量から逆算することが大切です。
また、予定がずれることも考えて、予備の時間を作っておくと調整しやすくなります。
テストが終わったあとは、結果だけでなく、勉強を始めた時期や時間配分についても振り返り、次回の計画づくりに活かしてみましょう。

